串本のカセで冷凍イワシを刺し餌に使うとき、最初に迷ったのが針をどこへ、どう刺すのかでした。
自分はネットで調べた方法を参考に、背中側の身へ針を刺して針をいったん完全に通し切り、ハリスが背骨の上側の身を通る状態にしてから、その針を腹側の身へもう一度刺す形で使っています。
この付け方を調べていて重要だと感じたのが、回収するときの扱いまでセットで考えることでした。仕掛けを回収するときに竿を強めにシャクってイワシを外し、エサが付いたままクルクル回って糸ヨレするのを減らします。
1回目のえり丸では、回収前にエサを外す方法を知らず、イワシを付けたまま仕掛けを回収していました。2回目に試すまでは、「シャクってエサを切る」という感覚も分かりませんでした。
実際にやってみると、イワシが付いている間は重みと水の抵抗を感じます。強くシャクると途中でふっと抵抗が抜ける瞬間があり、「あ、外れた」と手元で分かりました。
この記事では、串本カセで自分が実際にやっている冷凍イワシの付け方と、回収前にエサ切りする理由、そしてやってみて初めて分かった感触をまとめます。
冷凍イワシを何枚用意するかで迷っている場合は、1枚・2枚を使った実例と撒くペースを別記事にまとめています。2回目の釣行で使用した針の号数とハリスの長さは、ふかせヒラマサ14号・ハリス約70cmの実例で確認できます。
結論|背骨の上側に糸が通るように刺す。通常の回収では先にエサを外す
自分が2回のえり丸釣行で使った付け方は、次の3段階です。
- イワシの背中側、背骨より上の身へ針を通す
- 針を背中側の身にいったん完全に通し切り、ハリスが背骨の上側を通る状態にする
- そのまま腹側の身へもう一度針を刺す
回収前のエサ切りは1回目には知らず、2回目から取り入れました。基本は強めにシャクってイワシを外してから巻き上げます。
つりそくでも、頭の少し後ろの背から針を通し、中骨を挟まないようにもう一度刺す方法が紹介されています。背骨を通さず身だけに刺すのは、回収時にエサを切りやすくし、エサが付いたまま回転して糸ヨレするのを防ぐためと説明されています。
なお、自分は今のところこの刺し方しか実釣で試していません。ほかの刺し方と比べて「これが最も釣れる」「最も外れやすい」と比較できたわけではなく、この記事は自分が2回使った方法と、そのときに分かった回収時の感触としてまとめています。
自分が実際にやっている刺し方
最初の一刺しは、背骨へ直接通すのではなく、背骨より上の身を狙っています。
そこへ針を刺して、針全体をいったん身の外まで通し切ります。するとハリスが背骨の上側の身を通る状態になります。そのうえで、通し切った針を腹側の身へもう一度刺します。見た目としては、身だけを縫うように2回刺す形です。
自分で考えた特殊な刺し方ではなく、串本カセのイワシフカセを調べたときに見つけた一般的なやり方をそのまま試しています。
つりそくの別解説でも、通し刺しを使い、仕掛け回収時には竿をシャクってエサを切ってから回収する方法が紹介されています。
なぜ背骨の上側を通すのか|回収時にエサ切りしやすくするため
ポイントは、「背骨を避ける」というより、背骨の上側の身に糸が通る状態をつくることだと考えています。
自分のイメージでは、回収前に強くシャクったとき、背骨の上側に糸が通っていれば、糸がイワシの身を裂くように抜けていき、腹側に刺した針も身から外れます。逆に、糸が背骨の下側を回り込んでいると、骨に引っかかって抜けにくくなるのではないかと考えています。
ただし、これは自分が実際にエサ切りをしたときの感触から考えている仕組みで、骨の位置との関係を比較検証したわけではありません。
実際の回収では、イワシを付けたまま高速で巻くと水中で回転しやすく、その回転がラインへ伝わると糸ヨレにつながります。そのため、串本カセの解説でも回収前にエサを切ってから巻く方法が紹介されています。
やってみて初めて分かった|イワシが外れる瞬間は手元で分かる
事前に調べた段階では、「竿をシャクってエサを切る」と書かれていても、自分には具体的な感触が想像できませんでした。
実際にやってみると、これは思っていたより分かりやすかったです。
イワシが付いた状態で強くシャクり始めると、イワシの重みと水を受ける抵抗が竿を通して伝わります。
そしてシャクっている途中で、ある瞬間にふっとその抵抗が抜けます。
この「重みがあった状態から急に軽くなる」感触が、自分にとってはエサが外れた合図でした。
ネットで手順を読んだだけでは分からなかった部分ですが、1回体験すると「あ、この感触か」と理解できました。
エサを外してから回収すると、巻き上げ時の不安が減った
自分はこの感触を覚えてから、回収前にエサが外れたかを手元で確認してから巻くようにしています。
もちろん、毎回100%同じように外れるとは限りません。ただ、少なくとも「イワシが付いたまま高速で回収してしまっていないか」を感触で判断する材料にはなりました。
カウンター付きリールでタナを何度も探り直す釣りでは回収回数も増えるので、糸ヨレを増やさないための小さな作業として続けています。
回収は2通り|通常はエサ切り、刺し餌を確認したいときはそのまま巻く
基本は回収前にエサを切っていますが、毎回必ず外すわけではありません。
| 回収の目的 | 自分のやり方 |
|---|---|
| 通常の回収 | 強めにシャクってイワシを外してから巻く |
| 刺し餌の状態を確認したい | あえてエサを切らず、そのまま回収する |
刺し餌がかじられた跡を確認したいときは、あえてエサを付けたまま回収します。特にサバが多いときは、少なくとも刺し餌が何かにかじられているか、どの程度残っているかを見たいことがあります。
そのときは糸ヨレ対策よりも、残った刺し餌から水中の状況を確認することを優先しています。自分の中では、通常はエサ切り、刺し餌の状態を見たいときはそのまま回収という使い分けです。
刺し餌だけでなく、撒き餌との同調も意識する
串本カセのイワシフカセでは、刺し餌と撒き餌の両方にイワシを使います。
関西のつりwebの実釣記事でも、刺し餌のイワシを自然に見せ、撒き餌との同調を意識して投入する考え方が紹介されています。
自分の場合も、刺し餌だけを単独で考えるのではなく、撒いたイワシと同じ流れへ入れることを意識しています。
サバが多くて上から撒いたイワシを深い位置へ届けにくいときは、底撒きペットも使いました。また、サバが消えた後にはオモリを外し、完全フカセへ切り替えています。
サバが多いと、付け方だけでは解決しない
冷凍イワシを丁寧に付けても、表層のサバに途中で食われれば狙うタナまでは届きません。
自分の2回の釣行では、付け方だけでなく、オモリで沈下速度を変えることや、底撒きペットで撒き餌を深く入れることも試しました。
この部分は串本カセのサバ対策の記事に分けています。
よくある疑問
背骨へ針を通した方が外れにくいのでは?
自分は、背骨を通す刺し方や背骨の下側へ糸を回す刺し方を実釣で比較していません。自分が参考にした串本カセの解説では、回収時にエサを切れるよう、中骨を挟まず身だけに刺す方法が紹介されており、自分もその方法を使っています。
エサが外れたか、本当に分かる?
自分は分かりました。シャクり始めはイワシの重みと水の抵抗があり、途中でふっと軽くなる瞬間があります。自分の場合は、その抵抗が抜ける感触をエサが外れた目安にしています。
何回シャクればいい?
自分が2回目のえり丸で試したときは、ほとんどの場合、強めに1回シャクるとエサが外れました。その瞬間は、イワシの重みと水の抵抗がふっと抜けるので手元でも分かりました。
ただし、「必ず1回で外れる」とまでは言えません。イワシの状態や刺し方でも変わるはずなので、回数を固定するより、抵抗が抜けたかを感じて判断するのが自分には分かりやすかったです。
まとめ|付け方より印象に残ったのは「外れた感触」だった
自分が串本カセで使っている冷凍イワシの付け方は、背中側の身へ針を刺していったん完全に通し切り、ハリスが背骨の上側の身を通る状態にしてから、その針を腹側の身へもう一度刺す形です。
基本は、回収するときに強めにシャクってイワシを外してから巻き上げます。ただし、刺し餌がかじられていないか確認したいときは、あえて外さずに回収しています。
このやり方自体は、自分が考えたものではなく、事前にネットで調べて試した方法です。
ただ、イワシが付いているときの重みと水の抵抗が、シャクった途中でふっと消える。この感触は、実際にやって初めて分かりました。
初めて同じ方法を試す人にとって、「ちゃんとエサが切れたか分かるのか」という不安を減らす材料になればと思います。
串本カセ2回でほかに見直したことは、初心者が2回行って分かった7つのことにまとめています。


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