2026年9月28日、明石海峡周辺で名田屋のノマセ便に初めて乗りました。
結果から言うと、青物はボウズでした。自分の感覚では、最後まで「これが本物のアタリだ」と言える反応もありませんでした。
ただ、初めての乗合船ノマセで分かったことはかなり多かったです。特に、岸釣りやカセとは違う「船長の指示で投入・回収・移動を繰り返す釣り」のテンポ、速い潮の中での底取り、そしてアジの動き・再着底・青物のアタリをどう見分けるか。このあたりは、実際に1日やってみないと分からない部分でした。
この記事では、釣れなかったことも含めて、初乗船で実際に起きたことを時系列で残します。
初めて行く人向けの荷下ろし・駐車場・受付・乗船までの流れは、名田屋ノマセ便の駐車場・受付・乗船まで|初めて行って分かった当日の流れに分けてまとめています。
この日の結論
- アジは朝に20匹台を確保できた
- 餌は1ブロックで足りた
- アジは10匹強余って持ち帰った
- アジ釣り後は、エアレーションが動いている右側の生け簀へすぐに移し、アジはかなり元気だった
- ノマセ本番は投入・回収・移動の繰り返しがかなり多かった
- 9:32ごろに同船者がメジロ、9:55ごろに別の同船者がブリを釣った
- 自分の確認できた範囲では、船全体の青物は4匹前後だった
- 私は青物0匹。明確なアタリもおそらく0回
- 12時ごろに船長から終了の合図があり納竿
この日の流れを時系列で整理
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 5:20ごろ | 岩屋港付近でアジ釣り開始 |
| 5:57ごろ | アジ釣り終了。20匹台を確保 |
| 6:00ごろ | 明石海峡大橋周辺でノマセ開始 |
| 7:57ごろ | 同船者がタチウオ |
| 9:32ごろ | 同船者がメジロ |
| 9:55ごろ | 別の同船者がブリ |
| 12:00ごろ | 終了の合図で納竿 |
5:20ごろ まずは餌のアジ釣り
朝は岩屋港付近で、ノマセ用のアジをサビキで確保しました。
5:20ごろにアジ釣りを始め、5:57ごろに終了。正確には数えていませんが、20匹以上、30匹未満くらい。感覚としては20匹台だったと思います。
最初から用意されていた餌は1ブロックで足りました。結果的にノマセ終了時にも10匹強のアジが残り、そのまま持ち帰りました。

アジの確保について事前に考えていたことは、こちらの記事にまとめています。
ノマセ釣りの餌アジをサビキで確保する方法|集魚灯・秒数でタナを探す
アジ釣り後は、エアの出ている右側の生け簀へすぐ移し替えた
自分の左隣と右隣に生け簀がありました。
左側の生け簀はエアレーションが出ていませんでした。そのため、アジ釣りが終わった段階で、確保したアジはすぐに右側のエアレーションが動いている生け簀へ移し替えました。
右側の生け簀には持参した自前のエアポンプも入れ、船のエアと自前のエアの両方を使いました。少し過剰だったかもしれませんが、アジはかなり元気な状態を保っていました。

6時ごろ 明石海峡大橋周辺でノマセ開始
アジ釣り終了後、沖へ移動し、明石海峡大橋周辺でノマセを始めました。

今回の準備では、70号オモリ、25号どんぶりカゴ、PE3号などを用意しています。事前準備の内容はこちらです。

名田屋ノマセ釣りの仕掛け・持ち物|70号オモリ・25号どんぶりカゴ・PE3号で準備
リールはスピードマスター石鯛3000T。今回に向けてPE3号300mへ巻き替えました。
スピードマスター石鯛3000TのPE巻き替え|ナイロン6号約180m+PE3号300mの実例
最初に難しかったのは「底を取った後」だった
70号のオモリを落とし、着底したら少し底を切る。
言葉だけなら単純ですが、実際は船が流れていくので、水深が変わります。最初に底を切っていても、浅い方へ流れるとオモリが再び着底します。
この「再着底」が、初心者の自分にはかなりややこしかったです。
釣行後に見直した|底ギリギリにこだわりすぎた可能性
9月28日は、着底後に少し底を切るつもりではいたものの、実際にはオモリが底に着くか着かないかくらいをかなり意識して維持していました。
釣行後に名田屋・明石沖の船ノマセ実例を調べ直すと、釣り方は一つではありませんでした。名田屋を取材したつりそくの記事では、基本はオモリが底でトントンする状態で待ち、起伏の激しい場所ではベタ底ではなく船長の指示ダナを狙う方法が紹介されています。
一方、名田屋の個人実釣記には、70号オモリを底でコツコツさせていたところ、隣の釣り人を見て約1m底を切るように変えた例もありました。
また、明石沖の別のノマセ解説では、着底後に底から1〜3m上げて待つ方法も紹介されています。
このため、次回は「名田屋では必ず1〜3m上げる」と決めつけるのではなく、船長の指示を最優先にしつつ、着底後にまず1〜2m底を切って待ち、必要なら2〜3mまで上げる方法も試して比較したいです。
自分用に一言で残すなら、「底を取るために着底させる。釣る位置は、底ギリギリだけに固定しない」です。
竿先が少し曲がった時に、
- オモリが底に触れたのか
- 根や海底に少し引っかかったのか
- アジが逃げて暴れたのか
- 青物がアジを追っているのか
- 本当のアタリなのか
この区別が、最後まではっきりとは分かりませんでした。
投入している時間より、移動時間の方が長く感じた
今回、かなり印象に残ったのが、ポイント移動の多さです。

アジを入れる。少し流す。船長の合図で回収する。移動する。また投入する。
これを何回繰り返したか分からないくらい繰り返しました。
感覚としては、実際に仕掛けを入れている時間より、移動している時間の方が長く感じたくらいです。
岸釣りやカセなら、自分でタナを変えたり、場所を微調整したり、「釣れないなら次はどうするか」を考える余地があります。
一方、今回の乗合船では、投入・回収・ポイント移動のタイミングはほぼ船長判断。自分で工夫できる範囲は思っていたより狭く感じました。
正直、釣れていない時間帯は「これ、釣れなかったら結構暇かもしれない」とも思いました。
これは乗合船が悪いという意味ではなく、今回初めて乗ってみて、自分が普段好んでいる釣りとの違いを強く感じた部分です。
7:57ごろ 船内で最初に確認した魚はタチウオ
朝から青物はなかなか上がりませんでした。
7:57ごろ、遠くで魚を釣った人がいて、最初はサワラかサゴシのように見えました。しかし後から確認するとタチウオだったようです。
見渡した範囲では、この時点でハマチ・メジロ・ブリ系はまだ確認できませんでした。
隣の方は名田屋3回目とのことで、「釣れる時間がある。今日もそのパターンだと思う」という趣旨の話をされていました。
9:32ごろ 同船者にメジロ
長い沈黙の後、9:32ごろに同船者がメジロを釣りました。
ここでようやく「青物がいる」と確認できました。
9:55ごろ 110cmのブリ
さらに約23分後、9:55ごろには別の同船者がブリを釣りました。名田屋公式の9月28日釣果では110cmのブリと確認できます。
この時間帯は、それまでとは明らかに船内の雰囲気が変わりました。少なくとも自分から見れば、朝から最も「時合いらしい」と感じた時間でした。
青物が出た場所は、明石海峡大橋の淡路島側の橋脚・橋脚基礎付近。船は西から東へ流していました。

ただ、その後はその場所にとどまらず、船長判断で別ポイントへ移動しました。移動理由は確認できていません。
結局、自分には明確なアタリがなかった
今回、自分が一番反省点として感じたのは「アタリの正体が分からなかったこと」です。
釣っている最中は、竿先が少し曲がるたびに「今のはアタリか?」と思う場面がありました。
ただ、釣行後に振り返ると、あれは再着底やアジの動きだった可能性が高いと思っています。
ブリやメジロ級の青物が本当に食っていれば、今回迷った程度の小さな竿先の変化とは違う強さで入るのではないか。今はそう考えています。
つまり、今回の自分の記録としては、「青物0匹」だけでなく、「明確なアタリもおそらく0回」です。
ただし、これは本物のアタリをまだ体感していない自分の推測です。次回実際に青物のアタリを経験できれば、今回迷った竿先の動きとの違いを比較できると思います。
12時ごろ 納竿
その後、自分にはアタリらしいアタリはありませんでした。
12時ごろ、船長から終了の合図。全員仕掛けを上げ、帰港しました。
この日の乗船人数は、自分の記憶ではおよそ10人。青物は、見渡して確認できた範囲では船全体で4匹前後だったと思います。
名田屋公式の「2026年9月の釣果」では、9月28日の備考に「110cmのブリ釣れる!」と掲載されています。自分が9:55ごろに船上で確認したブリが110cmだったことも、これで確認できました。
110cmのブリが1本出た一方で、この日の乗船人数は自分の記憶ではおよそ10人。自分が確認できた青物は船全体で4匹前後でした。少なくとも自分が乗った便は、サイズは出たものの、数としては渋めの日だったと感じます。
今回の反省点は3つに絞れた
ボウズだったので、最初は「何か大きなミスをしたのでは」と考えました。
ただ、船全体でも青物が多く釣れた日ではなかったことを考えると、自分だけが大きく失敗したとは考えていません。
今回、自分で次回に改善できそうなのは主に次の3点です。
1. 本物のアタリを一度体感する
これが最優先です。今回迷った「着底」「アジの暴れ」「アタリらしき動き」が、本物の青物のアタリとどう違うのか。これは実際に掛けないと分からない部分があります。
2. 底の取り直しと「底からの距離」を分けて考える
船が流れて水深が変わる中で、オモリが再着底したことをもっと早く判断できれば、仕掛けを適正な位置に保ちやすくなります。
次回は、底取りのために一度着底させたあと、まず1〜2m巻いて待ち、状況によって2〜3mも試します。底トントンが合う場面もあるため固定せず、船長の指示とその日のポイントに合わせて変えます。
3. 底取りとアタリの「手の動き」を動画で予習する
初回後に船ノマセの実釣動画を見直すと、文章だけでは分かりにくかった着底の取り方、底を切る操作、底を取り直すタイミングがかなりイメージしやすくなりました。
次回までには、底取りの一連の操作に加えて「前アタリから竿が入るまで」も動画で確認しておきます。仕掛けや道具だけでなく、現場でどう手を動かすかまで事前に見ておくことを、初めての船釣りでは準備の一部にします。
初めて乗って分かった、乗合船ノマセならではの釣りの特徴
今回一番大きかった収穫は、魚ではなく「乗合船ノマセがどんな釣りなのか」を実際に知れたことでした。
魚がいる場所を探して船長が動いてくれる。一方で、釣り人側は投入・回収・移動の指示に従う時間が長い。
自分でタナやポイントを考え続ける岸釣りやカセとは、面白さの種類がかなり違います。
今回のように釣れない日は、その違いが特に強く出ると思いました。
それでも、船中でメジロやブリが上がった瞬間は「次は自分かもしれない」と一気に集中しました。
次に乗るなら、今回の経験を基準にして、まずは本物のアタリを一度体感したい。それが今回の一番大きな宿題です。
この日を岸和田・泉佐野の過去実釣と同じ形式で比較できるよう、ノマセ釣り実釣データにも、青物0・同船者のヒット時刻・潮流の局面を分けて記録しています。
その後、10月11日に名田屋へ2回目の乗船をしました。餌のアジは確保できたものの、オマツリや根掛かりが続いた当日の記録は、名田屋ノマセ2回目の実釣記にまとめています。
次回の自分用チェック
- 本物の青物のアタリを一度体感する
- 再着底を早く判断し、着底後は1〜2m底を切る運用も試す。必要なら2〜3mまで上げ、船長の指示を最優先する
- 事前に船ノマセの動画で、底取り・底の取り直し・アタリ時の竿先の動きを予習する


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