串本のカセ釣りで青物を狙っていると、リールのカウンターに「20m」「35m」と表示されます。
自分も最初は、その数字をそのまま「今、刺し餌がいる水深」だと考えがちでした。
ただ、ネットやメーカー公式の情報を調べると、カウンター表示はあくまで道糸の放出量を基準にしていて、仕掛けが斜めに入れば実際の水深とは一致しないと説明されています。
この記事では「何mを狙えばいいか」ではなく、リールカウンターの表示と実際の水深がなぜズレるのかに絞って整理します。自分の2回目のえり丸釣行で、カウンター35m前後・ライン約45度の条件でハマチ58cmが出た記録も照らし合わせます。
串本カセで実際にタナをどう探しているかは、串本カセのタナはどう探す?暗いうち20m→明るくなって35m前後へ変えた実例に分けています。
結論|「カウンター35mで釣れた」=「水深35mで釣れた」ではない
2回目のえり丸釣行では、完全フカセに切り替えた後、カウンター35m前後を一つの目安にして流している中でハマチ58cmが出ました。
そのときの記録を振り返ると、潮はカセから見て右斜め前へ流れ、ラインは竿先からおよそ45度で右前方へ出ていました。
だから、今は「水深35mで食った」とは記録していません。
「カウンター表示35m前後・ライン約45度・潮は右斜め前・完全フカセ・サバが消えた後に食った」と条件ごと残す方が、次回の再現には役立つと考えています。
まず一般論を確認|メーカー公式でも「カウンター表示と実水深はズレる」
この考え方は、個人ブログだけの話ではありません。
DAIWAの「SW CONNECTED REEL」の解説では、ICカウンターの水深表示は糸長から算出されるため、船が流れて仕掛けが斜めに入る状態では、実際に仕掛けがある水深とカウンター表示が一致しないと説明されています。
またSHIMANOの実釣解説では、実水深がおよそ65mのポイントで、速い潮のため道糸が86m以上出ていた例が紹介されています。つまり、実際の水深と道糸放出量が大きくズレることは、現場でも普通に起こりうるということです。
また、串本カセの既存解説でも、20mほど仕掛けを入れたときの道糸の角度から潮の流れの有無や強弱を読む考え方が紹介されています。つまり「糸の角度を見る」こと自体は新しいノウハウではありません。
この記事で残したいのは、その一般論ではなく、自分が58cmのハマチを釣った瞬間の「35m表示・約45度・右斜め前の潮・完全フカセ」という条件を、次回比較できる実釣データとして残すことです。
自分の実釣記録と照らし合わせると、一般論と矛盾しなかった
では、自分の釣行ではどうだったか。
2回目のえり丸釣行では、暗いうちは20m前後を一つの基準にしていました。
ただ、その時間帯はサバが多く、5号でも途中で止められたため、10号、15号と重くして沈下速度を上げました。
その後、明るくなってサバが消えたため、オモリをすべて外して完全フカセへ切り替えました。
完全フカセにしてからは、底撒きペットも使わず、刺し餌と撒き餌を自然に流し沈ませています。
そしてハマチが出た頃には、潮はカセから見て右斜め前へ流れ、ラインは竿先からおよそ45度で右前方へ出ていました。その状態でカウンター35m前後を目安に流していたところ、58cmのハマチが出ました。

ハマチ58cmが出たときの実釣データ
| 釣果 | ハマチ58cm |
|---|---|
| カウンター表示 | 35m前後 |
| ライン角度 | 竿先からおよそ45度 |
| 潮の向き | カセから見て右斜め前 |
| 仕掛け | 完全フカセ(オモリなし) |
| 底撒きペット | 使用せず |
| サバ | その時間帯には消えていた |
ラインが一直線で真下から45度傾いていた、と単純化すると、35m×cos45°で垂直方向は約24.7mです。ただし実際のラインは潮で膨らむため、「実水深24.7mで食った」と断定するための数字ではありません。
この記録を、先ほどのメーカー公式情報と照らし合わせると、「カウンター35m=刺し餌が垂直方向に35m沈んでいた」と考える方が不自然です。
少なくとも、自分の釣行記録は「ラインが斜めなら、カウンター値と実水深は一致しない」という一般論と矛盾していませんでした。
ただし「自分が公式情報を証明した」とまでは言えない
ここは大事なので、はっきり分けます。
自分はその釣行中にライン角度を測り、三角関数で実水深を計算してから35mまで流したわけではありません。
つまり今回の58cmのハマチは、一般論を厳密に検証するための実験結果ではありません。
言えるのは、
- メーカー公式には「斜めに入れば表示と実水深は一致しない」とある
- 自分の釣行では35m表示時、ラインはおよそ45度で右前方へ出ていた
- 潮もカセから見て右斜め前へ流れていた
- その条件で実際にハマチ58cmが出た
- したがって「35m表示=実水深35m」と記録するのは適切ではない
というところまでです。
ここを誇張せずに残しておく方が、次回の検証にもつながります。
ラインが斜め45度なら、20m出しても垂直方向は約14m
イメージを持つために、単純な計算をしてみます。
ラインが一直線で、真下から45度傾いていると仮定すると、垂直方向の深さは「ライン長×cos45°」です。
| カウンター表示 | 45度傾いた場合の垂直方向の深さの目安 |
|---|---|
| 20m | 約14m |
| 30m | 約21m |
| 35m | 約25m |
| 40m | 約28m |
もちろん実際の海では、ラインは一直線ではなく膨らむこともありますし、餌の位置も潮の影響を受けます。
だからこの数字を「実際の正解」として使うのではなく、カウンター表示だけを見ていると、実際のタナをかなり誤解することがあると理解するための目安です。

ここが自分の次回の検証ポイント|カウンターだけでなく角度も記録する
今回の記事を書いていて、次回のカセ釣りで記録する項目がはっきりしました。
- カウンター表示:何m出していたか
- ライン角度:ほぼ真下、少し斜め、45度前後など
- オモリ:5号・10号・15号・完全フカセ
- 潮の強さ:弱い・普通・強い
- 魚の反応:サバ、青物、アタリなし
これを残せば、次回以降は「35mで釣れた」ではなく、「35m表示・この角度・このオモリ・この潮で釣れた」と比較できます。
一般論を読んで終わるのではなく、自分の釣行データを積み重ねて、本当に再現できるのか確かめていくつもりです。
タナ探しでは「数字」より「条件の組み合わせ」を残す
自分の2回目の釣行では、暗いうちは20m前後を基準にし、サバ対策で5号→10号→15号と重くしました。
その後、サバが消えたため完全フカセへ切り替え、カウンター35m前後を目安に探りました。ハマチが出た頃には潮は右斜め前へ流れ、ラインはおよそ45度で右前方へ出ていました。
この流れを見ると、重要なのは「20m」「35m」という数字だけではありません。
時間帯、サバの有無、潮、オモリ、ライン角度、カウンター表示。
この組み合わせを残しておくことが、次の釣行で再現性を高める材料になります。
まとめ|ネットの一般論を「自分の釣行記録」で確かめていく
「ラインが斜めなら、カウンター値と実水深は一致しない」。
この情報自体は、すでにメーカー公式でも説明されている一般論です。
だから、それだけを書いても自分の記事としての価値はあまり高くありません。
自分が残したいのは、その一般論が、自分の串本カセの実釣でどう見えたかです。
今回の2回目釣行では、カウンター35m前後・ライン約45度・潮は右斜め前・完全フカセという条件でハマチ58cmが出ました。
この実釣記録は、「ラインが斜めならカウンター値と実水深は一致しない」という一般論と矛盾しません。
ただし、約45度という角度はその場で計器を使って測定した値ではありません。次回はカウンター値とライン角度をその場でより明確に記録し、同じ考え方が再現できるかさらに確かめます。
調べる → 実際に試す → 結果を残す → 次回また確かめる。
この積み重ねを、このブログの釣行記録として残していきます。
この日の釣行全体は、えり丸2回目でハマチ58cmを釣った実釣記にまとめています。

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