串本のカセでイワシフカセをしていて、いちばん困った場面の一つがサバに仕掛けを止められて、狙いたいタナまで刺し餌が届かないことでした。
自分は2026年8月にえり丸へ2回行き、どちらの釣行でもサバに苦戦しました。1回目は5号のオモリを使っても刺し餌を狙うタナまで届けにくく、その問題を十分に解消できないまま終了。2回目は同じ状況に対して、今度は沈下速度を段階的に上げ、底撒きペットも使いました。
ただし、2回目で変えたのは「より重くしたこと」だけではありません。サバが消えた後には逆にオモリも底撒きペットも外し、完全フカセへ戻したことまでが一連の対応です。その後、カウンター35m前後を目安に流した中でハマチ58cmが出ました。
この記事では、サバが多いときに何号を使うかではなく、仕掛けと撒き餌をどうやって狙う層まで届けるか、そして状況が変わったらどう戻すかという流れで、自分が2回の実釣で試したことを整理します。
結論|サバ対策は「重くする」だけでなく、状況が変わったら戻す
自分が2回の釣行から今のところ整理しているのは、次の3段階です。
- まず、刺し餌が狙う層まで届いているかを見る
- サバに止められるなら、一時的に沈下速度を上げる
- サバが消えたら、重いまま続けず軽くする・外すことも考える
2回目はこの途中で、撒き餌も表層のサバに食われやすい時間帯に底撒きペットを使い、撒き餌を深い位置へ届けるようにしました。
つまり自分にとってのサバ対策は、刺し餌の沈下速度と、撒き餌をどこへ届けるかを両方調整することです。
サバが消えた後、撒き餌と刺し餌を同じ船べり付近から流したときの考え方は、串本カセでの撒き餌と刺し餌の同調に分けて記録しています。
1回目で詰まり、2回目で変えたこと
2回を比べると、違いは「15号まで重くしたこと」だけではありません。届かないなら一時的に沈下速度を上げ、サバが消えたら今度は重さを戻すところまで判断を変えたことが大きな違いでした。
| 釣行 | サバの状況 | 自分がしたこと | その時点で分かったこと |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 表層にサバが多く、5号でも途中で止められる場面あり | 5号を使いながら探った | 5号でも刺し餌を狙うタナまで届けにくい状況があった |
| 2回目・暗いうち | 5号でも通らず、10号でもサバを抜けられない | 最終的に実質15号程度まで重くし、底撒きペットも使用 | 刺し餌と撒き餌を深い位置へ届けることを優先した |
| 2回目・明るくなってから | サバが消えた | オモリと底撒きペットをやめ、完全フカセへ | 重い状態を続けず、その後カウンター35m前後を探る中でハマチ58cmが出た |

まず見るのは「何mを狙うか」より、そこまで刺し餌が届いているか
サバが多かった時間帯、自分は最初「タナをどこにするか」に意識が向いていました。
ただ、途中でサバに刺し餌を食われているなら、狙いたいタナを決めても、そもそもそこまで仕掛けが届いていません。
2回目の暗いうちは20m前後を一つの基準にしていましたが、5号を付けても途中でサバに止められました。そこで、まずタナを変える前に沈下速度を変えることにしました。
タナをどう探したかは、暗いうち20mから明るくなって35m前後へ変えた実釣記録に分けてまとめています。
5号で通らず、10号でも抜けず、実質15号程度まで重くした
2回目は、まず5号を使いました。それでもサバに止められたため、次に実質10号程度まで重くしました。
それでも抜けられなかったため、さらにオモリを追加し、最終的に実質15号程度まで重くしました。

ここで大事なのは、15号をサバ対策の正解にしたわけではないことです。
この日のこの時間帯は、自然な沈下よりも「まず狙いたい層まで刺し餌を届ける」ことを優先しました。そのために一時的に重くしただけです。
オモリの号数をどう考えるかは、5号→10号→15号→完全フカセへ変えたオモリの記事で詳しく整理しています。
刺し餌だけでなく、撒き餌もサバの下へ届ける
サバが表層に多いと、刺し餌だけ重くしても、上から撒いたイワシが表層で食われれば、狙いたい層へ撒き餌を届けにくくなります。
そこで自分は、サバが多い時間帯に底撒きペットを使いました。
底撒きペットは仕掛けに付けるものではなく、イワシを入れたペットボトルをロープで沈め、狙う層の近くで撒き餌を出すための道具です。
自分の2回目では、仕掛けを重くして刺し餌を通す+底撒きペットで撒き餌を深く入れるという組み合わせで、サバが多い時間帯に対応しました。
ただし、自分自身は底撒きペットを使っている最中に青物を釣り上げていません。1回目は使用中に大きなアタリがありましたが魚種は確認できず、2回目のハマチ58cmは完全フカセへ切り替えた後です。
底撒きペットの作り方とロープの絡み対策は、底撒きペットを2回使った実釣記録にまとめています。
サバが消えたら、重い仕掛けをそのまま使い続けなかった
2回目は、明るくなるとサバがいなくなりました。
そこで、自分は15号前後の重い状態をそのまま続けませんでした。撒いたイワシが表層であまり流されないことから、少なくとも表層の潮が弱いことを確認し、オモリをすべて外しました。
底撒きペットも使わず、刺し餌と撒き餌を自然に流し沈める完全フカセへ切り替えました。
その後、潮は右斜め前へ流れ、ラインがおよそ45度で出る状況になりました。その中でカウンター35m前後を目安に流し、ハマチ58cmが出ました。
ここでも、「完全フカセへ変えたから釣れた」とまでは断定しません。時間帯、サバの有無、潮、魚の位置など複数の条件が変わっています。
確認できた事実は、サバが多い時間帯には一時的に重くし、サバが消えた後は逆にオモリを外し、その後ハマチが釣れたという流れです。
完全フカセへ切り替えた詳しい経緯は、完全フカセでハマチ58cmを釣った流し方の記事にまとめています。
今の自分なら、サバが多いときはこの順番で考える
- 刺し餌が狙いたい場所まで届いているか確認する
- 途中でサバに止められるなら、まず沈下速度を上げる
- 5号で足りなければ、その日の状況に合わせてさらに重くする
- 上撒きのイワシもサバに食われるなら、底撒きペットで深い位置へ撒く
- サバが消えたら、重いまま続ける必要があるかを見直す
- 潮が弱く自然に沈められそうなら、軽くする・完全フカセも試す
これはまだ2回の実釣から作った自分用の判断順です。串本カセ全体の正解として断定するつもりはありません。
次回は0号〜5号の間も細かく調整する
2回目は、サバが多い時間帯に5号→10号→15号と大きく重さを変えました。
一方で、サバが消えた後は0号の完全フカセまで一気に戻しました。
次回は、もっと細かく調整できるように1号・3号・5号も使い分けるつもりです。
基本は自然に沈ませたい。ただ、サバに止められて狙う場所まで届かなければ、その時だけ必要な分を重くする。
「サバ対策用の固定号数」を決めるのではなく、その日のサバの多さと潮に対して必要最小限の重さを探す方針です。
よくある疑問
サバが多いなら、最初から15号を付ければいい?
自分はそうは考えていません。2回目は5号、10号でも通らなかったため結果的に実質15号程度まで重くしましたが、その日の一時的な対応です。条件が違えば、もっと軽くても届く可能性があります。
5号だけ持っていけば足りる?
自分の2回目では足りませんでした。ただし、毎回10号・15号が必要という意味でもありません。今後は1号・3号・5号も含めて、必要な分だけ足せるように準備します。
底撒きペットを使えばサバを避けられる?
自分は、上から撒いたイワシを深い位置へ届けたいときに使っています。ただし、底撒きペットを使えば必ずサバを避けられる、青物が釣れる、とまでは言えません。自分自身も、底撒きペット使用中の青物釣果はまだありません。
サバが消えたらどうする?
重い仕掛けをそのまま使い続けるのではなく、状況を見直します。自分の2回目ではサバが消えた後にオモリを外し、完全フカセへ切り替えました。
まとめ|サバ対策は「狙う場所まで届ける」と「条件が変わったら戻す」
串本カセ2回の実釣で、自分はどちらもサバに仕掛けを止められました。
2回目は、5号でも通らず、10号でも抜けなかったため一時的に実質15号程度まで重くし、撒き餌には底撒きペットも使いました。
一方、サバが消えた後は重い状態を続けず、オモリと底撒きペットを外して完全フカセへ切り替えました。その後、カウンター35m前後を探る中でハマチ58cmが出ました。
今のところ自分が再現したいのは、サバがいるなら刺し餌と撒き餌を狙う場所まで届ける。サバが消えたら、今度は自然さを戻す。という切り替えです。
まだ2回分の記録なので、次回も同じ考え方が通用するのかを確かめ、また結果を追記します。
2回の釣行全体から分かったことは、串本カセ初心者が2回行って分かった7つのことにまとめています。


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