串本カセ初心者が2回行って分かった7つのこと|失敗と対策まとめ

串本えり丸のカセ釣りで釣った58cmのハマチ 釣り方・攻略
2回目のえり丸釣行で釣った58cmのハマチ

串本のカセ釣りに2回行ってみて、最初に思っていた以上に「現場で考えることが多い釣り」だと感じました。

1回目は、表層のサバ、ラインブレイク、船酔いが重なり、本命を獲れずに終了しました。ラインを切られた後は、イワシの油がついた手で外掛け結びをやり直すのにも手間取り、釣りを再開するまでに時間を失いました。詳しい流れは、串本カセ初挑戦の実釣記と反省にまとめています。

6日後の2回目は、仕掛けの事前準備と船酔い対策をして再挑戦。サバや潮の状況を見ながらタナとオモリを変え、最終的にリールのカウンター表示35m前後を目安に流した中でハマチ58cmを1本獲ることができました。

この記事では、細かな時系列を繰り返すのではなく、2回の実釣から「次に初めて串本カセへ行くなら、自分なら何を意識するか」を7つに絞って整理します。タナ・オモリ・仕掛け・船酔いの詳しい経緯は、それぞれ個別記事へ分けています。

フロロ12号の道糸、サルカン式の予備仕掛け、オモリまで含めた仕掛け全体の構成は、串本カセの仕掛けは?フロロ12号・サルカン式・オモリを2回の実釣から整理にまとめています。道糸の太さで迷う場合は、フロロ12号を2回使って分かったことも参考にしてください。

役割を分けると、予約・駐車・乗船の流れはえり丸初めてガイド、持ち物は串本カセ初心者の持ち物チェックリスト、初回の時系列は初回実釣記、2回目の時系列は2回目実釣記に分けています。この記事は、それらを横断して初心者向けの要点をまとめる入口です。

初めて行く前に|自分ならこの順番で確認する

初めて串本カセへ行くなら、全部の記事を最初から読む必要はありません。自分なら、「当日の流れ → 持ち物 → 仕掛け → タナ・オモリ → トラブル対策」の順で確認します。

順番 先に確認すること 関連記事
1 予約・駐車・乗船・迎えまでの流れ えり丸初めてガイド
2 持ち物と、忘れると困る道具 串本カセ初心者の持ち物チェックリスト
3 フロロ12号・サルカン式・オモリの全体構成 串本カセの仕掛け
4 暗いうち20m→明るくなって35m前後へ探ったタナ 串本カセのタナの探し方
5 サバが多い時の5号→10号→15号と完全フカセへの切り替え 串本カセのオモリ/サバ対策
6 冷凍イワシの量・付け方・撒き餌との合わせ方 冷凍イワシは何枚必要?/冷凍イワシの付け方/刺し餌と撒き餌の同調
7 船酔い・竿の落水・仕掛け切れへの備え 船酔い対策/尻手ロープ/予備仕掛け

自分が2回で一番痛感したのは、「釣り方を知っている」だけでは足りず、失敗した時にすぐ立て直せる準備まで必要だったことです。初回はサバ・ラインブレイク・船酔いが重なりましたが、2回目は準備を変えたことで、少なくとも釣りを組み立て直す余裕は増えました。

串本えり丸のカセ釣り2回目で釣った58cmのハマチ
2回目のえり丸釣行で釣った58cmのハマチ。初回の失敗をそのままにせず、準備と現場判断を変えて臨みました。

1回目から2回目で変えたこと

1回目の失敗・課題 2回目で変えたこと
表層のサバに仕掛けを止められた 重めの5号でも通らず、10号でも抜けなかったため最終的に実質15号程度まで重くし、サバが消えた後に撒いたイワシが表層であまり流されないことから少なくとも表層の潮が弱いことを確認して、オモリを外し完全フカセに切り替えた
ラインブレイク後、現場で針を結び直すのに手間取った 針とハリスを組んだ仕掛けを事前に複数作って持参した
船酔いで釣りに集中できなかった アネロンを使い、自分の場合は前回よりかなり楽に釣りができた
状況に振り回され、タナの基準が曖昧だった リールのカウンター表示を目安に、暗いうちは20m前後、明るくなってから35m前後へと反応を見ながら変えた

1.前回釣れたタナを、そのまま正解にしない

2回目はリールのカウンター表示20m前後から始め、明るくなってから35m前後へ探る目安を変え、その中でハマチ58cmが出ました。

ここで残したいのは「35mが正解」ではなく、前回や最初の水深を固定せず、その日の反応で探り直すという考え方です。

実際のタナ探しは、串本カセのタナはどう探す?に詳しくまとめています。リールのカウンター表示をそのまま垂直水深と考えない理由は、カウンター表示と糸の角度の記事で整理しています。

2.サバが多いときは、仕掛けを届けることを優先する

2回目はサバが多く、5号でも狙う場所まで届かず、10号、15号と一時的に重くしました。逆に、サバが消えた後、撒いたイワシが表層であまり流されないことから少なくとも表層の潮が弱いことを確認して、オモリを外し完全フカセへ切り替えています。

ここでの要点は、号数を固定せず、その時の条件で必要な重さだけ使うことです。

オモリの考え方と5号→10号→15号→完全フカセの詳しい経緯は、串本カセのオモリは何号?にまとめています。表層のサバをどう抜けたかはサバ対策の記事、サバが消えた後に切り替えた流し方は完全フカセの記事で詳しく整理しています。

3.通し仕掛けはラインブレイク後の復旧まで考えておく

1回目はフロロ通し仕掛けでラインブレイクした後、イワシの油がついた手で針を結び直すのに手間取りました。

そこで2回目は、サルカンを使って事前に作った針+ハリスの予備仕掛けへ交換できる形に変更しました。

通し仕掛けとサルカン式の強度・復旧速度の違いや、予備仕掛けを何本用意するかは、ラインブレイク後の復旧対策の記事に詳しくまとめています。

4.船酔い対策は釣具と同じくらい重要

1回目は強く船酔いし、タナ変更や仕掛け修正を考える余裕まで削られました。2回目はアネロンを使い、自分の場合は前回よりかなり楽に釣りを続けられました。

船酔い対策の有無でどう違ったかは、初回と2回目の船酔い比較に詳しくまとめています。

※医薬品には体質や体調による合う・合わないがあります。使用する場合は添付文書を確認し、用法・用量を守ってください。

5.周囲で釣れた魚の情報を、その日のヒントにする

1回目は、自分の仕掛けをどうするかに意識が向きすぎていました。

その一方で、近くでは実際にブリが上がっていました。あとから振り返ると、そこで「何mで食ったのか」「止めていたのか、落としている途中だったのか」まで聞けていれば、次の一手を考える材料になったはずです。

同じ時間、同じ海で魚を掛けた人がいるなら、その情報はかなり価値があります。

次回は周囲で青物が上がったら、邪魔にならない範囲でヒットしたタナ、オモリ、仕掛けの動かし方を確認したいと思っています。

自分の経験だけで答えを決めるのではなく、その日の海ですでに出ている答えも拾う。これも初回でできなかったことの一つでした。

6.失敗は「次回何を変えるか」まで決めて初めて役に立つ

1回目は、サバ・ラインブレイク・船酔いと失敗が重なりました。

ただ、「今日はダメだった」で終わると、次回も同じことを繰り返します。

実際に2回目で変えたのは、

  • 仕掛けを事前に複数作る
  • 船酔い対策をする
  • タナを時間帯で見直す
  • サバを抜けられないときはオモリを重くし、サバが消えた後に少なくとも表層の潮が弱いことを確認できたら逆に外す

という部分でした。

全部が正解だったとはまだ言えませんが、失敗を「次回の具体的な行動」に変えるだけで、2回目の釣りはかなり組み立てやすくなりました。

7.ハマチ1本でも、前回より意味のある1本にできる

2回目の本命はハマチ58cmが1本でした。

大爆釣ではありません。

それでも、自分にとってはかなり意味のある1本でした。

1回目の失敗を振り返り、準備を変え、現場でもサバの状況を見て一時的にオモリを追加し、明るくなってサバが消えたら完全フカセへ戻し、探るタナも変えた。

その流れの中で釣れたからです。

詳しい時系列は、えり丸2回目でハマチ58cmを獲るまでの実釣記にまとめています。

もう一つの大きな反省|竿受けに置いた竿とリールが水没した

2回目には、釣果とは別に大きな道具トラブルもありました。大型のスピードマスター石鯛3000Tを載せた竿を竿受けに置いていたところ、魚が掛かっていない状態で竿とリールが海へ落ち、完全に水没しました。

落ちる瞬間は見ていないため原因は断定できませんが、使っていた竿受けは船の小物釣り向けで、今回の大型リールとの組み合わせでは横へ傾きやすく不安定に感じていました。尻手ロープ(落水防止用)を付けていたため回収できましたが、その後はこの竿受けの使用をやめました。

この経験から、竿受けも「置けるか」ではなく、自分の竿とリールを安定して保持できるかまで確認することを次回の課題にしています。詳しくは竿受けの水没事故と買い替えの記事にまとめています。実際にタックルを失わずに済んだ尻手ロープの話は尻手ロープの実体験、水没したリールを帰宅後どう扱ったかは海水水没後のメンテナンス記事に分けています。

よくある疑問

串本カセ初心者でも青物は狙えますか?

はい、初心者でも青物は狙えます。自分も串本カセ2回目で、ハマチ58cmを1本釣ることができました。ただし、「初心者でも簡単に釣れる」という意味ではなく、サバの多さや時間帯に合わせて、タナやオモリを変えるなどの対応は必要だと感じています。

オモリは5号だけで足りますか?

自分のイワシフカセでは5号は重い側ですが、2回目はサバが多く、さらに重くする必要がありました。逆に条件が変われば完全フカセまで戻しています。オモリの詳しい考え方はこちらです。

通し仕掛けはラインブレイク後の復旧をどうする?

自分は1回目に現場での結び直しに手間取ったため、2回目は事前に作った予備仕掛けへ交換できる形に変えました。復旧対策の詳しい内容はこちらです。

2回行って、次回も持っていきたい考え方

  • タナは決め打ちせず、時間帯や反応で変える
  • オモリは基本できるだけ軽くし、サバや潮で届かないときだけ必要な分を足す。条件が変われば完全フカセも試す
  • ラインブレイク後すぐ復旧できるよう、仕掛けを事前に作る
  • 船酔い対策を釣具と同じくらい重視する
  • 竿受けは自分の竿・リールとの相性まで確認し、落水対策も別に用意する
  • 釣行後は「次回何を変えるか」まで決める

まだ2回しか行っていないので、これを「串本カセの正解」と言うつもりはありません。

むしろ今後の釣行で、ここに書いた考え方が本当に再現できるのかを検証していきます。

月に一度の釣行を、なんとなく終わらせない。

2回の失敗と成功を、次の一回につなげていきます。

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