串本カセ2回目で、竿受けは「竿を置ければいい」わけではないと身をもって知りました。
スピードマスター石鯛3000Tを載せると、リールの重さで竿が横に傾きやすく、全体がフワフワ動くような不安定さがありました。使っていたスーパー受太郎130には、竿尻(手元側)が外れにくくなる脱落防止レバーがあります。ただ、スーパーラークのようにDXサポートをロッドへ取り付け、そのサポートごと竿受け本体へロックするタイプではありません。
魚が掛かっていたわけではなく、ただ竿受けに置いていただけでした。落ちる瞬間そのものは見ていませんが、おそらく波や潮でラインが少し引かれたタイミングに竿が回転し、竿受けから外れて海へ落ちたのだと思います。竿もリールも完全に水没しました。
幸い、竿とカセをつないでいた尻手ロープ(落水防止用のロープ)を手繰って回収できました。
回収後、海水に浸かったスピードマスター石鯛3000Tを帰宅後どう扱ったかは、海水にリールを落とした後にやったことに分けてまとめています。
この失敗から、次は単に「竿を置けるか」ではなく、大型リールを載せても横へ回りにくいこと、DXサポートでロッドを竿受け本体へ確実に固定できること、尻手ロープを併用できることを基準に選び直しました。
この記事では、なぜスーパー受太郎130からスーパーラーク01024へ買い替えたのかを、実際の落水事故から順に整理します。購入後に自宅でHIGH ELVESへ取り付け、スピードマスター石鯛3000Tを載せた状態まで確認できました。まだ串本カセでの実釣では使っていないため、船べりへの固定や実釣中の使いやすさは次回釣行後に追記します。

2回目は石鯛リールが回転し、竿ごと海へ落ちた
2回目の串本カセで使っていたのは、第一精工 スーパー受太郎130(02021)でした。竿は約3mのルアーロッドで、5.4mの磯竿を使った1回目より取り回しはかなり楽になりました。

ところが、竿受けとの組み合わせには問題がありました。スピードマスター石鯛3000Tを載せると、リールの重さで竿が横へ傾きやすく、全体がフワフワ動くような不安定さがありました。
当時のスーパー受太郎130は、竿尻を脱落防止レバーで押さえる構造です。一方、買い替えたスーパーラーク01024は、DXサポートをロッドへ取り付け、そのサポートごと本体へロックする方式です。
魚が掛かっていたわけではなく、ただ竿受けに置いていただけでした。落ちる瞬間は見ていないため原因は断定できませんが、波や潮でラインが少し引かれたタイミングに竿が回転して外れたのではないかと考えています。気づいたときには、リールと竿が海へ水没していました。
尻手ロープを付けていたため回収できましたが、付けていなければそのまま海底へ沈んでいた可能性があります。回収後は、この竿とリールの組み合わせではもう使わないと決め、その後は手持ちで釣りを続けました。
ただ、ずっと手持ちにすると別の不便が出ます。撒き餌や仕掛けの準備など、両手を使いたいときに竿をカセへ直接置くことになるからです。完全フカセのように刺し餌を自然に落とし込む釣りでは、竿から短時間だけ手を離して撒き餌を作ったり仕掛けを触ったりする場面もあります。そこで、作業中に一時的に竿を安全に預けられることも竿受けに求める条件だと気づきました。
買い替えで重視したのは、大型リールを載せても竿が横へ回りにくいことと、DXサポートでロッドを竿受け本体へ確実に固定できることです。
前の竿受けが悪いのではなく、そもそも用途が合っていなかった
今回使っていたスーパー受太郎130(02021)そのものが悪いわけではありません。第一精工の案内では、船の小物釣り向けで、20号程度までの短い船竿・ハリス約3号までが目安です。自分は大型のスピードマスター石鯛3000Tを載せ、串本カセの青物狙いで使っていたため、メーカーが想定するより大型のタックルでした。
スーパー受太郎130には、竿尻が外れにくくなる脱落防止レバーがあります。ただし、DXサポートのようにロッドへ固定具を取り付け、その固定具ごと竿受け本体へロックする方式ではありません。 今回は製品の良し悪しではなく、自分のタックルに合う保持方式へ替えると考えました。
| 比較 | スーパー受太郎130 | スーパーラーク01024 |
|---|---|---|
| メーカーの目安 | 船の小物釣り向け。20号程度までの短い船竿・ハリス約3号まで | ハリス約16号までが目安で、前の竿受けより太い仕掛けに対応するモデル |
| 竿の固定方法 | 竿を受けに載せ、竿尻を脱落防止レバーで押さえる | DXサポートをロッドへ取り付け、そのサポートごと竿受け本体へロックする |
| 自分の大型リールとの相性 | 横に傾きやすく、全体が不安定に感じた | 自宅ではHIGH ELVES+スピードマスター石鯛3000Tをセットできることを確認済み。横方向の安定性は実釣で確認する |
| 使う目的 | 今回の組み合わせでは使用を中止 | 撒き餌や仕掛け作業中に、一時的に竿を安全に預けられる状態を目指す |
今回の買い替えで一番変えたいのはサイズではなく、「竿を受けに載せる方式」から「竿に付けた固定パーツごと本体へロックする方式」へ変えることです。
串本カセでは、作業中に竿を安全に預けられる場所が必要だった
串本のカセ釣りでは竿受けを使う場面が多く、現地の船宿でも竿受けのレンタルが用意されています。実際、自分もスーパー受太郎130の使用をやめて手持ち中心に切り替えたことで、竿受けが必要な理由を実感しました。
完全フカセでは、刺し餌を自然に落とし込んでいる途中に撒き餌を作ったり、仕掛けを触ったりする場面があります。そのたびに竿をカセへ直置きするのではなく、短時間だけでも竿を安定して預けられる場所が欲しい。これが今回、竿受けを買い替える大きな理由の一つです。
竿受けを選び直すときに重視した6つの条件
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| カセへの固定 | クランプでカセの縁をしっかり固定できるか |
| 大型リールとの相性 | スピードマスター石鯛3000Tを載せても、前回のように竿が横へ傾いたり回ったりしないか |
| 竿の固定 | DXサポート(竿に取り付ける固定パーツ)を使い、竿を本体へ確実にロックできるか |
| HIGH ELVESへの装着 | 自宅でDXサポートを装着し、スピードマスター石鯛3000Tを載せられることは確認済み。実釣時の安定性は現地で確認する |
| 魚が掛かったとき | ロックを素早く解除し、すぐ手持ちへ移れるか |
| 落水対策 | 尻手ロープを付けたままでも操作しにくくならないか |
次回使う竿はHIGH ELVES 210-50~100-B、リールはスピードマスター石鯛3000Tです。自宅ではこの組み合わせをスーパーラーク01024へセットできることまで確認しました。実際のカセで安定して使えるかは次回確認します。
買い替え先はスーパーラーク01024にした
前回の失敗から、次はDXサポートをロッドへ取り付け、そのサポートごと竿受け本体へロックできるタイプを選ぶことにしました。その条件に合ったのが、第一精工のラークシリーズです。
購入したのは、第一精工 スーパーラーク01024です。比較したスーパーラークロング01025との大きな違いは、取付有効幅(カセや船べりを挟める幅)です。01024は25〜165mm、ロング01025は70〜215mmに対応します。自分はまず標準の01024で足りると判断しましたが、実際に串本のカセへ取り付けられるかは、現地の取付部を確認して判断します。

| 候補 | 違い | 自分の判断 |
|---|---|---|
| スーパーラーク01024 | 取付有効幅25〜165mmの標準モデル | 購入したモデル。必要な固定方式を備え、ロングより少し軽く小さい |
| スーパーラークロング01025 | 取付有効幅70〜215mmのワイドモデル | 取付部が標準モデルの範囲を超える場合は候補。今回は01024で足りると判断 |
01024を選んだ決め手は「DXサポート」
スーパーラーク01024を選んだ一番の理由は、DXサポートという固定パーツを竿に取り付け、そのパーツごと竿受け本体へロックできることです。DXサポートは直径23〜32mmの部分に取り付けられ、竿に付けたまま竿受け本体へ上から差し込んで固定します。
HIGH ELVESでは、リール後方のEVAグリップとEVAグリップの間にある硬いセパレート部へDXサポートを取り付けました。自宅で実際に装着できることは確認済みです。竿径の正確な実測値は記録していないため、ここでは数値を断定しません。
購入後に自宅で取り付けを試し、HIGH ELVESへDXサポートを装着し、スピードマスター石鯛3000Tを載せた状態まで組めることを確認しました。実際のカセでは、船べりへの固定、横方向の安定性、魚が掛かったときの取り外しやすさを確認します。


ロング01025ではなく01024にした理由
名前に「ロング」とありますが、長い竿向けという意味ではありません。 違うのは、竿受けを取り付けるカセや船べりの厚さです。標準の01024は25〜165mm、ロング01025は70〜215mmまで挟めます。
つまり、取付場所がかなり厚い場合はロング01025が有利です。一方で、70mmより薄い場所にはロング01025は対応しません。標準の01024の方が薄い場所から使える範囲が広く、重量も約2.2kgで、ロングの約2.46kgより少し軽くなります。

自分が必要としているのは「ロング」という名前ではなく、DXサポートで竿を固定できることです。カセの取付場所が25〜165mmの範囲に収まるなら、01024で十分と考えました。
ここまで比較して第一精工 スーパーラーク01024を購入し、自宅ではHIGH ELVESへDXサポートを取り付け、スピードマスター石鯛3000Tを載せた状態まで組めることを確認しました。次回の串本カセでは、船べりへ問題なく固定できるか、前回のような横傾きや回転が起きにくくなるか、作業中に安心して竿を預けられるかを確かめます。
尻手ロープがなければ、そのまま海底へ沈んでいた
今回、竿受けから外れた竿とスピードマスター石鯛3000Tは完全に水没しました。そこで竿とカセをつないでいた尻手ロープを手繰り、竿とリールを引き上げました。 尻手ロープがなければ、そのまま海底へ沈んでいたところです。
この経験から、新しい竿受けに替えても尻手ロープは必ず併用します。竿受けは普段の固定、尻手ロープは万一外れたときの最後の保険と役割を分けて考えています。
実際に使っていた尻手ロープの取り付け方、邪魔にならなかった条件、落水時に回収まで役立った実例は、釣りの尻手ロープは必要?にまとめています。
現時点で言えること・まだ言えないこと
スーパーラーク01024について、現時点で確認できているのはHIGH ELVESへDXサポートを装着できること、スピードマスター石鯛3000Tを載せた状態で組めること、前回とは違う固定方式を採用できることです。
一方、まだ串本カセでは実釣していないため、船べりへの取り付けやすさ、横方向の安定性、魚が掛かった瞬間の取り外しやすさまでは評価できません。01024を選んだ理由は明確ですが、「串本カセなら01024で決まり」とまでは書かず、次回の実釣で答え合わせします。
購入前に確認するなら、自分は船べりの厚さ・形状、竿へDXサポートを付けられる位置、使うリールを載せたときの干渉の3点を先に見ます。
次の釣行で確認すること
- HIGH ELVESを固定したとき、前回のような横傾きやぐらつきが出ないか
- スピードマスター石鯛3000Tが竿受け本体に当たらないか
- 撒き餌や仕掛け作業の間、竿を一時的に安定して預けられるか
- 魚が掛かったとき、ロックを素早く外して手持ちへ移れるか
- 尻手ロープを付けたままでも操作しにくくならないか
実釣後は、スーパー受太郎130から替えて何が良くなったか、逆に使いにくい点はないかを追記します。落水対策だけでなく、完全フカセで本当に使いやすいかまで確認します。
まとめ|竿受けは「置ければいい」ではなかった
今回いちばん大きかった反省は、魚が掛かっていないのに、置いていた竿と石鯛リールを海へ落としてしまったことです。落ちる瞬間は見ていませんが、波や潮でラインが引かれたタイミングに竿が横へ回り、竿受けから外れたのではないかと考えています。尻手ロープがあったため回収できました。
使っていたスーパー受太郎130は船の小物釣り向けで、自分の大型石鯛リール+約3mの竿+串本カセの青物狙いには合っていませんでした。製品そのものが悪いというより、用途と竿・リールの組み合わせが合っていなかったというのが今回の結論です。
そこで次は、竿にDXサポートという固定パーツを付け、そのパーツごと竿受け本体へロックできる第一精工 スーパーラーク01024へ替えます。標準の01024は、竿受けを取り付ける場所の厚さが25〜165mmに対応します。70〜215mmに対応するロング01025もありますが、自分は標準モデルで足りると判断しました。
ただし、01024はまだ実釣では使っていません。HIGH ELVESとスピードマスター石鯛3000Tの組み合わせで、横への回転が減るか、作業中に竿を安定して預けられるかを次回確認します。そして、新しい竿受けに替えても尻手ロープは必ず併用します。
参考:串本大島カセ釣り研究所「ロッドキーパー(竿受け)について」、大裕丸「カセ釣り人気のオプション」、フィッシング隼「料金・レンタルタックル」。カセの縁の厚さや形は船宿によって異なるため、購入前に竿受けを挟む場所の厚さを確認するのが安全です。


コメント