串本カセ1回目では、5.4mの磯竿を使いました。岸和田一文字では5m前後の磯竿を使うことに慣れていたので、「この長さでも大丈夫だろう」と思っていましたが、実際にカセへ持ち込むとかなり取り回しにくく感じました。
2回目は、手持ちの約3mのショアジギングロッドに変更。すると明らかに扱いやすくなり、串本カセでは「長い竿の方が安心」というより、必要以上の長さはむしろ邪魔になると実感しました。
そこで次に竿を選ぶときは、2m前後の短さを一つの基準にしつつ、ブリクラスを狙える強さ、船ノマセの重いオモリへの対応、手持ちのスピードマスター石鯛3000Tを使えること、ロッドケースに収まることまで条件に入れました。その結果、購入したのがHIGH ELVES 210-50~100-Bです。
この記事では、5.4m→約3mと実際に使い比べて感じたことを出発点に、なぜ2.1mのHIGH ELVESを選んだのかを整理します。HIGH ELVES 210-50〜100-Bはその後、2026年9月28日の名田屋ノマセ便で実際に使用しました。70号オモリで底を取って釣ることはできましたが、この日は青物を掛けていないため、魚を掛けたときの曲がりや大型青物とのやり取りは未検証です。

串本カセの青物竿は「専用品だけ」が正解ではない
串本大島カセ釣り研究所では、青物狙いの竿として2m前後の青物用船竿を使いやすい選択肢として紹介しています。磯竿を使う場合は4〜6号程度という目安も示されています。
一方、釣場速報の解説では、オモリ負荷80号程度の7:3調子の船竿や青物専用船竿が例として挙げられています。
つまり、串本カセ用の竿は商品名だけで決めるより、長さ・オモリ負荷・大型青物に耐えられる強さ・カセ上での扱いやすさを見て選ぶ方が分かりやすいと考えました。
自分が竿選びで重視した5つの条件
1.カセの上で扱いやすい長さ
長さについては、実際に2回の串本カセ釣行でかなり差を感じました。
1回目は5.4mの磯竿を使いました。岸和田一文字では5m前後の磯竿を使うことに慣れていたので、自分では長竿でも問題ないと思っていましたが、串本カセでは取り回しがかなりしづらく感じました。
2回目は、手持ちの約3mのショアジギングロッドを使いました。5.4mの磯竿より明らかに扱いやすく、カセの上では長さそのものはそれほど必要ないと実感しました。
その経験もあり、次に専用に近い竿を選ぶときは「長い方が有利」ではなく、カセの上で扱いやすい短さを重視しました。串本の青物狙いでは2m前後の船竿が使いやすいという情報もあり、HIGH ELVESの2.1mは自分の経験とも合っていると感じました。
2.串本カセだけでなく、船ノマセの重いオモリにも対応できること
串本カセでは、表層のサバを抜くために5号→10号→15号と段階的に重くした経験があります。状況によってオモリを追加するので、竿側にもある程度の余裕が欲しいとは考えていました。
ただ、HIGH ELVES 210-50~100-Bを選ぶうえでは、それだけが理由ではありませんでした。串本カセ専用の1本にするのではなく、今後の船ノマセで70号前後のオモリを使う釣りにも流用できることを見ていました。
そのため、5〜15号までしか使ったことがない串本カセの経験だけで50〜100号の竿を選んだわけではなく、カセでは余裕を持って使え、船ノマセの重いオモリにも対応できる幅を重視した結果です。串本で実際にオモリをどう変えたかは、串本カセのオモリを5号→10号→15号→完全フカセへ変えた記録にまとめています。
3.ブリクラスまで想定できる強さ
竿を選んだときは、ハマチやメジロだけでなく、ブリクラスが掛かることまで想定していました。実際、購入前にメーカーへ問い合わせた際も、明石のノマセ釣りで70号オモリを使い、ブリクラスを狙う前提で相談しています。
そのため、串本カセだけで使えればよい竿ではなく、今後の船ノマセでも青物を狙える強さがあることを重視しました。一方で、単純に硬ければよいとは考えず、カセや船上で扱いやすい長さと、メーカー公称の錘負荷30〜100号まで含めてバランスを見て選んでいます。
4.スピードマスター石鯛3000Tを流用できること
ここは単なる加点条件というより、竿を探す段階からかなり重要な前提でした。すでに手元にスピードマスター石鯛3000Tがあったので、船ノマセのために竿とリールを両方買い直すのではなく、まずはこのリールを活かせる竿を探しました。
一方で、石鯛用の大型両軸リールなので、「両軸リール対応の船竿ならたぶん付くだろう」とは決めつけませんでした。HIGH ELVESを買う前にメーカーへ装着可否を確認し、スピードマスター石鯛3000Tは使用可能との回答を得てから購入しています。
購入後は自分の実機でもリールフットがリールシートに収まり、固定できることを確認しました。詳しくはスピードマスター石鯛3000TをHIGH ELVESに装着した記事にまとめています。
5.手持ちのロッドケースに収まり、今後の船ノマセにも使いやすいこと
竿を選んだときは、串本カセだけでなく、今後ほかの船ノマセでも使えることも意識していました。用途を一つに限定するより、青物狙いの船釣りまで流用できる方が自分には合っています。
また、すでに持っているロッドケースFF 160RWに収納できるかも事前に確認しました。当時の比較ではHIGH ELVESの仕舞寸法は約148cmで、160RWに収まる見込みを確認できていたため、持ち運び面でも候補から外す理由がありませんでした。
JYU-OH LIMITED 200とも比較した
購入前にはJYU-OH LIMITED 200も候補に入れて比較しました。どちらも青物狙いに使える船竿として検討しましたが、自分は単純なスペック差より、手持ちの道具と今後の釣り方に合うかを重視しました。
HIGH ELVESは、スピードマスター石鯛3000Tを使えることをメーカー確認でき、ロッドケースFF 160RWにも収まる見込みがあり、串本カセから船ノマセまで流用しやすい条件がそろっていました。JYU-OH LIMITED 200を否定したわけではなく、自分の条件で確認できた項目が多かったHIGH ELVESを選んだというのが実際の決め方です。
最終的にHIGH ELVES 210-50~100-Bを選んだ
ここまでの条件を重ねていくと、HIGH ELVES 210-50~100-Bは自分にとって確認できた項目が多い候補でした。特に、2.1mの短さ、メーカー公称の錘負荷30〜100号、ブリクラスまで見据えた用途、手持ちリールとの適合、持ち運びを一つの竿でまとめられる点が決め手になりました。
その後、2026年9月28日の名田屋ノマセ便で実際に使用し、70号オモリで着底を確認して釣りを行いました。一方、この日は青物を掛けていないため、魚を掛けたときの曲がり方やブリクラスとのやり取りはまだ評価できません。
購入前に確認しておきたいチェック項目
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 長さ | カセ上で取り回しやすいか |
| オモリ負荷 | 自分が想定するオモリを無理なく扱えるか |
| 対象魚 | ブリなど大型青物を想定できるか |
| リールシート | 手持ちの大型リールが装着・固定できるか |
| 持ち運び | 自分のロッドケースや車載方法に合うか |
| 実釣評価 | 購入後に重量感・操作性・魚とのやり取りを確認する |
特に大型リールを流用する場合は、購入前にメーカーへ確認できるなら確認しておくと安心です。
HIGH ELVESを選びやすかった条件と、まだ評価しない部分
自分が重視したのは、2m前後の長さ、船ノマセに対応するオモリ負荷、ブリクラスを想定した強さです。HIGH ELVES 210-50~100-Bは、手持ちのスピードマスター石鯛3000Tを装着でき、ロッドケースにも収まるため、条件を満たしていました。
名田屋では70号オモリを実際に使い、着底自体は確認できました。ただし、船が流れて水深が変わる中で再着底とアジの動き・アタリの判別に迷う場面があり、竿だけを切り離して「操作しやすい」と評価できるほどの記録は残せていません。また、この日は青物を掛けていないため、魚を掛けたときの曲がりや大型青物とのやり取りは未検証です。
装着可否についてはHIGH ELVESにスピードマスター石鯛3000Tを実際に取り付けた記事、リール自体の実釣感はスピードマスター石鯛3000Tを串本カセで2回使った記事に分けています。
名田屋で実際に使って確認できたこと
2026年9月28日の名田屋ノマセ便で、HIGH ELVES 210-50〜100-B+スピードマスター石鯛3000Tを実際に使用しました。
- 70号オモリで着底を確認して釣ることはできた
- 船が流れて水深が変わる中では、再着底とアジの動き・アタリの判別に迷った
- この日は青物を掛けていないため、魚を掛けたときの曲がりや大型青物とのやり取りは未検証
今回の実釣だけで「この竿が最適」とまでは言いません。少なくとも、購入時に想定していた70号オモリの船ノマセで実際に使えたところまでは確認できました。実釣全体は、名田屋ノマセ便に初挑戦|青物ボウズで分かった底取り・アタリ判別【2026年9月28日】にまとめています。
まとめ|5.4mでやりにくかった経験が、2.1mを選ぶ出発点になった
自分の竿選びで一番大きかったのは、スペック表より先に実際のカセで「5.4mは長すぎる」と感じたことでした。岸和田一文字では扱えていた長さでも、串本カセでは同じようにはいきませんでした。
2回目に約3mのショアジギングロッドへ替えると取り回しはかなり改善しました。次の竿は、さらに短い2m前後を基準に探しました。ブリを想定した強さ、メーカー公称の錘負荷30〜100号、手持ちのスピードマスター石鯛3000Tとの適合、ロッドケースへの収納、船ノマセへの流用を条件に、HIGH ELVES 210-50~100-Bを選びました。
HIGH ELVESはその後、名田屋の船ノマセで実際に使用し、70号オモリで釣るところまでは確認できました。ただし、この日は青物を掛けていないため、2.1mという長さが魚とのやり取りまで含めて自分に最適かどうかはまだ判断していません。次に魚を掛けたとき、その部分まで実体験で追記します。
参考:串本大島カセ釣り研究所「串本のカセ・ブリ、メジロ釣りの仕掛け3選」、つりそく「ブリの釣り方|カセから狙う青物」、Battleships公式「HIGH ELVES」。釣り方・推奨タックルは狙う魚や時期、船宿によって変わるため、実釣前に利用する船宿の最新案内も確認してください。


コメント