ウキノマセとエレベーターの使い分け|アジの数・混雑・潮・タナで決める

泉佐野一文字4番外向きで使ったウキノマセ仕掛け図 釣り方・攻略

ウキノマセとエレベーターは、どちらか一方だけを選ぶ釣り方ではないと考えています。

自分の場合、活きアジを十分に確保できていて、隣の釣り人との間隔も広く取れるなら、まずウキノマセを使います。そのうえでもう1本はエレベーターにして、その日の状況に合わせて別のタナを探したり、同じ中層を広く探ったりします。

逆に、混雑してウキを流しにくいときや、アジの残りが少ないときは、エレベーター中心に切り替えます。

この記事では、岸和田一文字や泉佐野一文字で両方を使ってきた経験から、アジの数、混雑、潮、ベイトのタナ、周囲の釣果を見ながら、どう使い分けているかを整理します。

結論|ウキノマセができる状況なら、エレベーターと両方使う

自分の基本は、ウキノマセができる状況ならウキノマセ+エレベーター、難しければエレベーター中心です。

状況 自分の選択
アジ十分・隣との間隔も広い ウキノマセ+エレベーター
混雑してウキを流しにくい エレベーター中心
アジの残りが少ない エレベーター中心、必要なら竿数を減らす
ベイトのタナが明確 ウキでその層を狙い、エレベーターは別の層か全遊動
ベイトのタナが分からない 全遊動+底狙いで広く探す。余裕があればウキも追加
潮が止まっている・アジに余裕がない ウキは一旦休み、潮が動く時間に備えてアジを温存する

ウキノマセの実釣例は、泉佐野一文字4番外向きのノマセ釣りに、エレベーターの実釣例は岸和田一文字のエレベーター飲ませにまとめています。

泉佐野一文字4番外向きで使用したウキノマセの仕掛け図
実釣で使ったウキノマセの仕掛け図(泉佐野一文字4番外向き)。
エレベーター飲ませ仕掛けの全遊動と底から1ヒロの比較図
エレベーター飲ませの2通りの設定。全遊動と底から1ヒロの違いを示した図。

ウキノマセを使う条件は、アジの数と隣との間隔

自分がウキノマセを使うかどうかで最初に見るのは、活きアジを十分に確保できているか、そして隣の釣り人との間隔を広く取れるかです。

ウキノマセは潮に乗せて仕掛けを流すため、隣との距離が近いと、すぐに回収しないと隣の人の仕掛けの範囲へ入ってしまいます。

その状態では落ち着いて流せないため、混雑している日は無理にウキノマセをせず、エレベーターに切り替えます。

逆に、アジにも釣り座にも余裕がある日は、ウキノマセを1本出し、もう1本をエレベーターにすることが多いです。

自分はウキノマセを同時に2本出すことはなく、ウキノマセは例外なく1本です。流れていくウキを見ながらタナや位置を調整する必要があるため、追加で竿を出すならエレベーターにしています。

岸和田一文字では、まず3.5ヒロ前後からウキを始めることが多い

STRIKER Castや周囲の釣果からベイトのタナがはっきり分からないとき、自分は岸和田一文字ではまず3.5ヒロ前後からウキノマセを始めることが多いです。

これまでの感覚では、3〜4.5ヒロあたりで反応することが比較的多く、その中間を最初の基準にしています。

3.5ヒロで反応がなければ、まず3回ほど流したところでタナを変えるか考えます。

STRIKER Castを使えるときは、そのタイミングでもう一度ベイトの層を確認します。今流している層と違う場所にベイトが集まっていそうなら、その層に合わせてタナを変えます。逆に、ベイトが今のタナと同じ層にいるなら、無理にタナは変えません。

ベイトの層がはっきり見つからないときは、0.5ヒロずつ浅くしたり深くしたりして探します。どちらへ動かすかは固定しておらず、まだ暗い時間帯なら浅くしてみることもありますし、日が昇ってからは深くしてみることもあります。

もちろん、周囲で釣れた人のタナが分かれば、その情報を優先して合わせます。

ノマセ釣りのタナについては、ノマセ釣りのタナは何ヒロ?水深7mで3ヒロ・底から1ヒロの実釣例にも整理しています。

STRIKER Castでベイトのタナが見えたら、ウキでその層を狙う

STRIKER Castでベイトのいる層がある程度分かるときは、ウキノマセのタナをそのベイトと同じ深さに合わせます。

自分は運任せに広く流すよりも、狙うタナを決めて活きアジを泳がせ、積極的に青物を狙いたいと考えています。

その場合、もう1本のエレベーターは底から1〜3ヒロほどを狙って中層と底を分担することもあります。

一方、その日に中層で青物が当たっている情報があれば、エレベーターも全遊動にして、中層を含めて広く泳がせることもあります。

つまり、ウキ=中層、エレベーター=底と固定しているわけではありません。

ベイトのタナが分からないときは、できるだけ全部の層を探す

STRIKER Castを投げても明確なベイトのタナが分からない日もあります。

そういうときは、一つのタナへ絞るよりも、複数の仕掛けで違う層を探すことを考えます。

例えば、1本のエレベーターを全遊動にして広い層を泳がせ、もう1本は底から1〜3ヒロ程度に絞って底付近を探します。

アジの数と釣り座に余裕があれば、そこにウキノマセも加えます。ベイトのタナが分からないときは、ウキノマセはまず3.5ヒロ前後から始めることが多いです。

自分の考え方としては、情報があるならその層へ寄せ、情報がないなら仕掛けごとに役割を分けて広く探すというイメージです。

内向きでヒラメの情報があれば、底狙いの1本を入れることもある

事前の釣果情報で、一文字の内向きでヒラメが釣れていると分かっている日は、内向きへエレベーターを1本入れて底付近を狙うこともあります。

その場合は、底から1ヒロ前後を基準にすることがあります。

外向きでは青物を狙い、内向きではヒラメを狙うという分け方です。

アジに余裕があれば、外向き2本+内向き1本という配置も選択肢になります。この3本をどう組むかは、その日の情報次第です。外向きをウキノマセ1本+エレベーター1本、内向きをエレベーター1本にすることもあれば、3本ともエレベーターにすることもあります。

そこまでアジに余裕がなければ、外向き1本+内向き1本に絞ります。

ただし、内向きでヒラメが釣れているという情報がない日に、必ず内向きへ1本出すわけではありません。

潮が流れること自体は、ウキノマセをやめる理由ではない

ウキが流れていくと釣りにくく感じることもありますが、自分は潮が効いていること自体を悪い材料とは考えていません。

岸和田一文字や泉佐野一文字では、潮が速すぎてウキノマセ自体が成立しないと感じたことはありません。流れが速いときは、ウキを頻繁に回収して投げ直しながら続けます。

隣との間隔が十分に取れているなら、潮に乗せてウキを流せる状況は、むしろ続ける材料です。

逆に、隣との間隔が狭くなり、ウキがすぐ隣の人の範囲へ入ってしまうようなら、そこでウキノマセをやめます。

アジの消耗が早い日は、ウキをやめることがある

ウキノマセでは、エレベーターよりアジの消耗が早いと感じる日があります。

アジが次々と弱る日や、残りのアジが心もとなくなってきた日は、ウキノマセをやめてエレベーター中心に切り替えます。

特に、潮が完全に止まっていて、しかもアジに余裕がないときは、ウキノマセを一旦休むこともあります。

潮が再び効き始めたときに、元気なアジが残っていなければ、せっかくのチャンスを十分に使えません。

そのため、自分は今アジを使うことよりも、釣れそうな時間に元気なアジを残しておくことを優先することがあります。

一方で、アジが弱る原因がウキノマセそのものではなく、タナにありそうだと感じることもあります。例えば、深いタナではすぐ弱るのに、中層では比較的元気に泳ぐような日です。その場合は、すぐにウキノマセをやめるのではなく、アジが元気に泳げるタナへ動かして様子を見ることもあります。

活きアジの必要数や持ち込み方については、ノマセ釣りの餌アジは何匹必要?15〜20匹目安の確保・持ち込み・活かし方にまとめています。

同じ日でも、タナによってアジの元気さが違うことがある

実釣では、同じ日でもタナによって活きアジの持ちが違うと感じることがあります。深いタナではすぐ弱るのに、中層では比較的元気に泳ぐこともありました。

原因は分かりません。水温や潮、水中の状態などが関係している可能性は考えますが、実釣だけで特定はできません。

そのため自分は、釣果情報やベイトのタナだけでなく、アジが元気に泳げているかもタナを決める材料の一つにしています。

活きアジの交換タイミングについては、ノマセ釣りの活きアジはいつ交換する?30分・1時間を目安に状態で判断で詳しくまとめています。

自分の使い分けを順番にするとこうなる

  1. 事前の釣果情報と、当日の周囲の釣果を見る
  2. STRIKER Castでベイトのタナを確認する
  3. 外向き・内向きのどこに魚の情報があるかを見て、竿をどこへ振り分けるか決める
  4. アジの数と隣との間隔を見て、ウキノマセを出せるか決める
  5. 情報があるならその層へ寄せ、分からなければ全遊動・底狙い・ウキで層を分担する
  6. 潮、アジの残り数、アジの元気さを見ながら途中で竿数や仕掛けを変える

最初に決めた仕掛けを一日固定するというより、その時間の情報に合わせて配置を変えていく感覚です。

まとめ|どちらが上ではなく、その日の条件で役割を変える

自分にとって、ウキノマセとエレベーターは競合する仕掛けではありません。

アジを十分確保できていて、隣との間隔も取れるなら、ウキノマセを1本出し、エレベーターを組み合わせます。エレベーターは別のタナを探すこともあれば、同じ中層を全遊動で広く探ることもあります。

STRIKER Castや周囲の釣果から情報があるなら、その層や場所へ狙いを寄せます。反対に、ベイトのタナが分からなければ、全遊動・底狙い・ウキを組み合わせて、できるだけ広く探します。内向きでヒラメの情報があれば、底狙いのエレベーターをそちらへ回すこともあります。

一方、混雑してウキを流しにくい、アジの消耗が早い、アジの残りが少ないといった日は、エレベーター中心に切り替えます。

つまり、情報があるなら絞る。情報がなければ広く探る。その日の情報、タナ、釣り座、アジの残り数を見ながら、ウキかエレベーターかを選ぶのではなく、どこをどの仕掛けで探るかを決めるのが、今の自分のノマセ釣りです。

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