ノマセ釣りでは、活き餌に余裕があるほど、ウキノマセを長時間続けたり、竿数を増やして複数の層を探ったりできるため、本命に出会える可能性を上げやすくなります。
ウキノマセで実際にメジロ60cm・ハマチ40cmを釣った仕掛けとタナは、泉佐野一文字4番外向きのノマセ釣りにまとめています。
自分は活きアジを20匹確保できれば理想だと考えていますが、15匹ほどを一つの目安にしています。2026年9月28日の名田屋ノマセ便では20匹台を確保し、終了時にも10匹強残りました。今回の船ノマセでは、20匹台はかなり余裕のある数でした。ただし、岸釣りで複数竿を出す場合や、高水温でアジの消耗が早い日は必要数が増えるため、15〜20匹という目安自体は今も変えていません。
自分の経験では、アジは朝まずめに釣れやすいことが多く、日が昇って時間が経つと釣れにくくなる日があります。そのため、現地で狙う日は釣れている時間帯にできるだけ確保しておきます。
また、アジだけでなく、その日に釣れたサバをノマセ餌として使うこともあります。実際に約20cmのサバを使って61.5cmのヒラメを釣ったことがあります。このときの仕掛けや使い方は、ノマセ釣りでサバは餌になる?20cmサバで61.5cmヒラメを釣った実例にまとめています。
この記事では、活きアジを15〜20匹の目安で考えている理由、現地での餌アジの探し方、買って持ち込む判断、活かし方、サバを餌に使った実例まで、これまでの実釣をもとにまとめます。
餌アジで迷ったら|必要数・確保・持ち運び・付け方・交換を分けて考える
餌アジについては、必要数だけでなく、どう確保するか、どう活かすか、どう針に付けるか、いつ交換するかまでつながっています。自分は次のように分けて考えています。
- 何匹必要か:この記事で15〜20匹を目安にしている理由を整理
- 現地でどう確保するか:餌アジをサビキで確保する方法
- どう持ち運び・保管するか:活きアジの持ち運び方
- どう針に付けるか:活きアジの付け方
- いつ交換するか:30分・1時間を目安にした交換判断
- アジ以外も使えるか:約20cmのサバで61.5cmヒラメを釣った実例
まず必要数の目安を決め、確保できた餌の数と状態に合わせて釣り方を変える、というのが今の自分の考え方です。
結論|15匹あれば十分、20匹なら余裕を持ちやすい
今の自分は、餌を次のように考えています。
- 活きアジは15匹ほど確保できれば十分と考える
- 20匹確保できれば、仕掛けや竿数の選択に余裕を持ちやすい
- 釣果情報で現地調達できそうなら、集魚灯+サビキで確保する
- アジの確保が少し厳しそうなら、5〜15匹を買って持ち込み、状況によっては20匹買うこともある
- 現地で20cm前後のサバが釣れたら、ノマセ餌として使うこともある
大切なのは、現地調達だけにこだわることではなく、その日の餌の確保状況に合わせて、仕掛けや竿数まで変えることだと考えています。
活きアジは15〜20匹を目安に確保している
ノマセ釣りでは、15匹ほど確保できれば十分と考えています。そのうえで、20匹まで確保できれば、餌の消費を気にしすぎずに仕掛けや竿数を選びやすくなるので理想です。
ただし、アジがどれくらい持つかにはかなりばらつきがあります。エレベーター仕掛けでは1匹が1時間ほど元気に泳ぐこともあれば、30分ほどで弱ってしまうこともあります。ウキノマセでも、5投ほど使えるアジもいれば、1投で弱ってしまうことがあります。
自分の経験では、小さいアジほど弱りやすく、水温が高い時期ほど消耗も早い傾向があります。逆に、水温が下がってくる秋は、夏より長持ちすることが多いです。
秋のようにアジが比較的長持ちする時期なら、目安としてウキノマセは30分に1匹、エレベーターは1時間に1匹くらいで考えています。水温が高い時期は、それより多く消費する前提です。
| 状況 | ウキノマセ | エレベーター |
|---|---|---|
| 秋など、アジが比較的長持ちする時期 | 30分に1匹を目安 | 1時間に1匹を目安 |
| 水温が高い時期 | それより消費が早い前提 | それより消費が早い前提 |
アジの消費が早い日は、消費の少ないエレベーター仕掛けを中心にしたり、出す竿を減らしたりして調整します。
なお、エレベーター仕掛けでも付けっぱなしにはせず、竿先のピクピクした動きを見ながら、30分に1回程度はアジの状態を確認しています。交換するかどうかを時間だけで決めず、状態を見て判断している実例は、ノマセ釣りの活きアジはいつ交換する?にまとめています。
タナや仕掛けの使い分けについては、ノマセ釣りのタナは何ヒロ?水深7mで3ヒロ・底から1ヒロの実釣例にまとめています。
名田屋では20匹台を確保して、10匹強余った
2026年9月28日に名田屋のノマセ便へ初めて乗ったときは、5:20ごろから5:57ごろまでサビキで餌アジを釣り、20匹以上30匹未満の20匹台を確保しました。
その後、6:00ごろからノマセを始め、12:00ごろに終了。終了時にはアジが10匹強残っていました。
正確な開始匹数を数えていないため、この日に何匹使ったかを厳密には出せません。ただ、少なくとも今回の約6時間の船ノマセでは、20匹台を確保して10匹強残ったため、20匹台には余裕がありました。
一方で、開始時も終了時も正確な匹数を数えていないため、15匹で足りたかどうかまでは断定できません。アジの弱り方、投入回数、外れ・死亡、釣行時間によって消費は変わるため、この記事全体では引き続き15〜20匹を目安とします。
名田屋でのアジ確保は、ノマセ釣りの餌アジをサビキで確保する方法に、5:20開始→5:57終了という実測値までまとめています。実釣全体は、名田屋ノマセ便に初挑戦|青物ボウズで分かった底取り・アタリ判別【2026年9月28日】に残しています。
現地で餌アジを確保するときは集魚灯+サビキ
現地で餌アジを狙う日は、釣り場に着いたらまず最初に集魚灯を海へ入れます。
集魚灯は、入れてすぐにアジが集まるというより、光に小さな生き物が集まり、それを追って魚が寄ってくるまで少し時間がかかる、と読んだことがあります。
自分の経験でも、集魚灯を入れてすぐというより、しばらく時間が経ってからアジが釣れ始めることがあり、到着後すぐに入れておく運用は合っていると感じています。
サビキは、集魚灯の光が当たっている場所の真ん中ではなく、明るい部分と暗い部分の境目あたりに落とすようにしています。アミカゴにはアミエビを入れています。
アジを釣るときもタナは重要ですが、今はウキを付けて「何ヒロ」と測ってはいません。アミカゴが着水して沈み始めたら心の中で秒数を数え、まず海底まで何秒かかるかを確認します。自分が岸和田一文字や泉佐野一文字でやってきた範囲では、着底まで長くても10秒前後という感覚です。その範囲で沈める秒数を変えながら探り、アジが当たった秒数を繰り返します。
また、同じ一文字の中でも、場所によってアジの釣れ方がかなり違うことがあります。自分の場所では次々に釣れているのに、少し離れた人のところではほとんど釣れていない、ということもありました。
タナの問題なのか、場所の問題なのかを切り分けたいときは、近くでアジを釣っている人にどのタナで当たっているかを聞くようにします。その人と同じタナを自分も探っているのに反応がないなら、タナよりも場所の影響が大きいと考える材料になります。
特にアジの数が少なくなってくる時期は、場所による差も出やすいと感じています。周囲では釣れていて、自分も同じタナを探っているのに反応がないなら、少し場所を移動して探すのも選択肢です。
以前はウキを付けてタナを何ヒロかで決めていました。ただ、ウキを使うと準備に時間がかかり、仕掛けが複雑になるほどトラブルのリスクも上がります。本命を狙うための餌アジを手早く確保するのが目的なので、今は道糸・サビキ仕掛け・アミカゴというシンプルな仕掛けで、沈める秒数だけでタナを探す方法にしています。
どのタナや場所を探しても反応がなく、釣果情報でもアジの確保が厳しそうな時期は、現地調達にこだわりすぎないようにしています。そういうときは、最初から買って持ち込む方がいいと考えています。
アジが釣れにくそうなら、釣果情報を見て買って持ち込む
岸和田一文字や泉佐野一文字へ行く前は、最近の釣果情報を見て、餌アジを現地で確保できそうかを確認しています。
釣果情報に「アジは現地調達可能」といった内容があれば、基本的には買わずに現地で釣る前提で行きます。逆に、アジの確保が少し厳しそうなニュアンスなら、現地調達だけに頼らず、活きアジを買って持ち込みます。
自分は活きアジを買うときはフィッシングマックス泉大津店を利用しています。現地でもある程度釣れそうだけれど少し不安、というときは5匹や10匹、しっかり持ち込んでおきたいときは15匹ほど買うことが多いです。これまでに20匹買ったこともあります。
購入分と現地で確保した分を合わせて15匹ほどあれば十分という感覚で、20匹近くまで増やせればさらに余裕を持てます。仮に現地で思うように釣れなくても、買っておいたアジがあれば本命を狙い始めることができます。
購入したアジも現地で釣ったアジも同じセットで活かす
現地で釣ったアジも、購入して持ち込むアジも、PRO MARINE(プロマリン)EVA活かしバケツ 30cm AEP050-30に入れ、富士灯器 パワーポンプ FP-2000でエアレーションしながら運び、そのまま釣り場でも活かしています。
この30cmバケツ+FP-2000を選んだ理由、重さなどの弱点、水換えまで含めた運用は、ノマセ釣りの活きアジの持ち運び方にまとめています。

購入したアジを渡船まで運ぶときは、水をたくさん入れたままだとかなり重くなります。重いバケツを持って移動すると転倒するリスクもあるため、渡船に乗る直前に水量をバケツの底から15cm程度まで減らすようにしています。釣り場に着いたら、すぐに海水を足して通常の水量に戻します。
水量を減らして運ぶ時間があるため、エアレーションはできるだけ強い方が安心だろうと考えています。これは自分の推測も含みますが、そのため現在はFP-2000を使っています。

釣り場では、活かしバケツの海水をなるべくこまめに現地の海水へ入れ替えるようにしています。気温や水温が高い時期ほど交換回数を増やし、特に8月は自分の経験ではアジを元気に活かすのが最も難しい時期です。
水換えを増やしても、高水温の時期はアジが早く弱ることがあります。また、自分がこれまで釣ってきた範囲では、この時期は小さいアジが多いこともあり、さらに弱りやすく感じます。そのため、8月ごろは餌アジの確保だけでなく、確保したアジを元気に保つこと自体が難しく、ノマセ釣り全体の難易度がかなり上がる時期だと感じています。
確保して活かしたアジを実際に仕掛けへ付ける方法は、ノマセ釣りの活きアジの付け方|鼻掛け・背掛けの位置と外れ対策にまとめています。
サバは弱りやすいが、大きめなら有力なノマセ餌になる
サビキで釣れる魚はアジだけではなく、サバが混じる日もあります。
自分の経験では、サバはアジより弱りやすいと感じています。また、アジでもサバでも、小さい個体よりある程度大きさのある個体の方が長く元気に泳いでくれることが多いです。
2025年12月20日の岸和田一文字では、約20cmのサバを上アゴ掛けにして、全遊動のエレベーター仕掛けで使いました。このときは、竿先が絶え間なく「ボヨンボヨン」と揺れ続けるような動きをしていて、サバがかなり活発に泳いでいることが分かりました。
そのサバで、61.5cmのヒラメを釣っています。

このときのエレベーター仕掛けを含む実釣例は、岸和田一文字のエレベーター飲ませ|87cmブリとヒラメを釣った仕掛け・使い方にまとめています。
自分の経験では、サバはアジより弱りやすいものの、元気な間は活発に泳ぎます。長持ちはしにくくても、泳ぎの強さで魚にアピールできる可能性があると考えています。ただし、これは自分の実釣から感じたことで、同じ条件でアジと比較した結果ではありません。
また、現地でサバが釣れているなら、その日にその場所にいるベイトをそのまま使えることになります。自分はこれを、いわゆる「マッチザベイト」に近い考え方として捉えています。ただし、サバが釣れている=サバ餌の方が必ず釣れるという意味ではありません。その日に使える活き餌の一つとして、有力な選択肢になるのではないかと考えています。
まとめ|15〜20匹を目安に、釣り方と釣行時間で調整する
自分は活きアジを15匹ほどを一つの目安にし、20匹まで確保できればかなり余裕を持ちやすいと考えています。2026年9月28日の名田屋では20匹台を確保して10匹強残ったため、今回の船ノマセでは20匹台は多めでした。
最近の釣果情報でアジを確保できそうなら、集魚灯+サビキで現地調達を狙います。少し厳しそうなら5〜15匹を買って持ち込み、現地で追加できればさらに余裕を持てます。
確保できたアジが少なかったり、高水温で消耗が早かったりする日は、エレベーター仕掛けを中心にしたり、出す竿を減らしたりして消費を抑えます。
また、現地で20cm前後のサバが釣れたときはノマセ餌として使うこともあり、実際に上アゴ掛けのサバで61.5cmのヒラメを釣りました。
自分にとっては、餌をどう確保し、どう活かし、その残り数に合わせて釣り方を変えるところまでがノマセ釣りの準備です。

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